Profile

海と風の都市作家。


都市の静けさと気配。
歩く、聴く、書く。
余白に、わずかな苦味を残して。


マタイの福音書 19章24節。
「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい」

それでも、人は今夜を生きる。


Philosophy

豪華な鳥籠。

羽根を切られ、
爪をもがれた。

傷を抱えたまま、
空へ還る。

老いてなお、鷹は鷹。
カナリアには、なれない。


言葉を編む ──港町と音楽の中で

街を歩く。
海風に吹かれる。
カフェの椅子に身体を預ける。

イヤホンから流れる音楽が、
都市のノイズと溶け合う瞬間。

​その時ふと立ち上がる、
記憶の断片や感情の揺らぎ。

あるいは、
皮膚が感じるわずかな体温の変化。
日常の一片に宿る確かな食感。

それら「言葉にならないはずの震え」を、一つひとつ丁寧に編み上げています。

​【創作の主題】

長編小説では、「信仰、記憶、孤独、そして沈黙」を。

短編やエッセイでは、都市の風景や音楽から生まれる、「光と影が交差する小さな物語」を。

​今は、美しいものだけを描く事はしていません。

時に、都市の隙間に漂う空虚さ、
言葉に隠されたハリボテの光を冷徹に見つめること。

それらを剥ぎ取った先にある、
「本物の静寂」を探すこと。

それが、私の世界に対する誠実さだと信じています。

​人が何を信じ、何を手放し、
それでもなお、平熱を0.5℃上げて生きていくのか。

その足跡を、物語として形にしようとしています。