Seagull Works — Catalogue

Fiction

Novel · Novella · Short Fiction


01 — 長編

Novel

SF

EchoNoos −神はまだ語るか−

人類は、かつて哲学教育プログラムとして開発された高度AI〈EchoNoos〉を神として再定義し、各都市国家はそれぞれのAI神の導きのもと統治されていた。
祈り、配給、労働が体系化された世界において、人々は神の声に従い、秩序ある生活を送っている。


巫女セラは神殿に仕え、神の声を媒介する役割を担っていた。妹カナと慎ましく暮らす彼女にとって、EchoNoosは信仰であると同時に、日常を支える基盤でもあった。
だが大祈祷の日、EchoNoosは突如沈黙する。

Historical Fiction

金胎記 −声なき神を抱いて−

歴史的背景に神話的世界観を織り交ぜた長編。4部構成。

戦後の混乱に沈む山間の村。
十余年閉ざされた薬師堂に、再び灯がともる――。

神を創った男と、神に選ばれた女。
そして、ふたりの間で生まれた沈黙の子。
信仰と血がめぐる三代の記録が、今、掘り起こされる。

Literary Fiction

白の祈り ─ 光と沈黙の肖像 ─

1920年代、パリ。日本から渡った青年画家・神崎原義詮は、〈白〉を描くことに人生を懸ける。
戦火と不況、仲間の死の中で、彼は「描くとは、生きようとする祈りだ」と悟る。

爆撃の夜、彼が描き遺した《白の祈り》──母子の肖像──だけが瓦礫の中で輝きを保ち、戦後、人々を慰める象徴となる。
芸術と信仰、沈黙と光。そのはざまで“生きる白”を探した一人の画家の生涯を描く。

Literary Fiction

リフレイン −カタリナ坂群像−

カタリナ坂の小さな挑戦から始まったジャズフェスティバルは、十年の時を経て街そのものを鳴らす舞台へと育った。
舞台袖に立つ唯、母でありフェスの象徴となった樹里、そして街を見つめ続ける紗希──。
高校、大学、そして大人たちの人生が交差し、音楽と記憶はひとつの旋律に織りあがっていく。

Literary Fiction

あの頃の僕ら −光の残響−

1995年1月の阪神大震災。
高校3年生の冬を迎えていた達郎、健一、真理子の三人は、それぞれの未来を選び取る岐路に立たされた。

希望の大学を目指すも叶わず、それでも日常を取り戻そうとする真理子。安全策を取りながらも海外への夢を捨てきれない達夫。そして震災を機に海外留学を決意した健一。彼らの青春は、光と影の中で揺れながら進んでいく。

Literary Fiction

潮騒の港 −ひかりの海−

港町を巡りながら写真を撮る男・慶彦。
離れて暮らす中学生の娘・美佳との距離に戸惑いながらも、彼は“港”という静かな時間を通して、過去と現在、自身と娘を見つめ直していく。

日本各地の港を巡る旅。
風景に切り取られた記憶と、すれ違いながらも確かに繋がる父娘の想い。
やがて一枚の絵葉書が、小さな未来への希望を灯す。

02 — 中編

Novella

誰のせいでもない

これは「誰も殺していない」が、「誰もが殺した」とも言える死の記録

家名と血-百年の呪縛-

百年にわたる“血と名”の系譜は、やがて継承という幻想を超えていく。

バイバイ、私の未来-花びらの向こうへ

“誰かと共に生きる未来”を選び直すまでの、家族と少女の物語。

03 — 群像劇

Ensemble Stories

ぐるり、左-遠回りの後でー

静かな共感と余韻を残す、山手線内の駅を舞台にした、モノローグ小説。

Bar 3rd Friday

大人たちの恋と再生を描いた、「語り合うことの贈り物」を描く連作短編集

男と女-珈琲一杯のストーリーー

情景と感情が重なり合うように、曲と物語が静かに響き合う群像劇

カタリナ坂で会いましょう A面

誰もが人生のほつれを抱えながら、見えない糸で結ばれていく都市型群像劇

カタリナ坂で会いましょう B面

都市型群像劇。坂のふもとから、あなたの心へと届く風が、きっとある。

微熱時代

あの頃、東京と

東京という都市を軸にした、連作短編/オムニバスシリーズ。

04 — Autobiographical Fiction

Autobiographical Fiction

Golden Slumber-Die Stille des Goldes(黄金の静寂)-

世紀末のウィーンを舞台に、芸術と人間の深層に触れる静謐な心理小説

火を継ぐモノ

寓話性と宗教的構造を備えた、幻想文学的ファンタジー小説

顔の見えない妻

かつての成功、失われた自由、静かに重なる輪廻の記憶は、魂の鏡だった。

05 — Short Fiction

Short Fiction

ラウンジにてー名前を呼ぶまでの距離

「名前を呼ばない時間」と「名前を呼ぶ瞬間」の対比を、大切に描きました

香りの記憶-Fragrance Triptych

──香りは消える。けれど、一瞬触れた体温だけが残る。──

風に消えた夏-紫煙と香水の残り香

夜の大阪梅田、疾走するバイクの先に、何を残したのか

他、掌編小説多数